コスメの中身を知り尽くすほどに分かってくるのが、基本的な成分は水と油だということ。
目の前の化粧品は本当に私の肌に合う? そんな疑問を持つ方に向け、スキンケアアイテムについて調べてきた知識をご紹介。
今回は、時短コスメとしておなじみのオールインワンの良さを、メリット&デメリットやほかのスキンケア方法との比較をまじえて解説します。
オールインワンってそもそも何?
オールインワンとは化粧水や美容液、クリームなど、幾つかの機能を兼ねたスキンケアアイテムのことです。
肌のお手入れに必要な成分が1 つにまとまって入っており、手軽にスキンケアができるという特徴があります。
オールインワンのメリット
スキンケアにまつわる負担を軽減してくれるのが、オールインワンの大きな利点です。
時短で簡単なお手入れを実現
忙しいときや疲れているときに、いくつものスキンケアアイテムを1つずつ塗るのは面倒なもの。
オールインワンなら1アイテムのみでお手入れが完結。
毎日のスキンケアにかかる時間と手間を減らせます。
肌への摩擦を軽減
スキンケアアイテムを肌へ塗り込むときに生じるのが、摩擦による負担です。
過度な摩擦がかかれば、肌トラブルが起こるリスクも。
オールインワンを使えば、肌に触れる回数が減り、必然的に肌への摩擦を軽減できます。
リーズナブルにスキンケアができる
複数のスキンケアアイテムを同時に使えば、それだけ費用がかさみます。
使っている商品にもよりますが、ライン使いしているスキンケアコスメなどをオールインワンで1つにまとめられれば、コストを抑えられる場合があります。
オールインワンのデメリット
いろいろな機能が1つになっているからこそのデメリットもあります。
肌のコンディションに合わせにくい
一般に、刻々と状態が変化する不安定な肌には、きめ細やかなスキンケアの調整が必要です。
乾燥時は化粧水を多めに、べたつくときには油分の多い美容液やクリームを控えめにといった調整をしたいときに、オールインワンのみのお手入れはあまり適していません。
しかし、ブースターで浸透力をアップさせたり、化粧水などで潤いをプラスしたりといったことは可能です。ほかのアイテムと併用して、お悩みに合わせたケアに近づけられることもあります。
肌質に合わないこともある
オールインワンといってもその配合成分は千差万別。
化粧品や美容液のみならず、下地やパックの役割をするものまでさまざまです。肌質によっては合わないことも考えられます。
自分の肌質に合っているか見極めるには、成分を吟味することが大切です。
例えば乾燥肌なら保湿成分を多く配合したもの、敏感肌なら刺激となる成分が不使用のものを選ぶとよいでしょう。
まとめ:自分の肌に合うオールインワンが見つかれば最強
化粧水や、美容液、乳液など一通り揃えると、とても大変ですが、もし自分の肌に合うオールインワンが見つかれば、コスパも良く、置き場所にも困りません。
複数のアイテムを使わないことで、肌への負担も軽減されるので、化粧品迷子の方は、オールインワンも視野に入れてみるのもよいかもしれません。